
かれー屋 旅路の原点
「かれー屋 旅路」はある一人の中年男性が立ち上げた、しがないカレー屋です。
まだ中年男性になる前に旅先で食べたカレーの美味しさに魅了され、自分でスパイスを買って作り始めたのが「バターチキンカレー」でした。
もともと飲食関係の仕事をしていたこともあり、いずれは自分で何かお店をやってみたいと考えてはいました。しかし、そんな甘い世界ではないこともわかっているだけに、なかなか一歩を踏み出すこともできずに日々を過ごしていきます。
とはいえ、You Only Live Once(一度きりの人生)。
「やりたいけどやらなかったこと」は後々とても後悔するという話はよく聞くし、自分のやりたいようにやってみようと思い、それならとお店をオープンさせることになりました。
せっかく自分でやるのだから、やりたくないことはなるべくやらない。結果として飲食店の「経営」が上手くいかなくてもそれはそれで仕方ないと思い、一つの夢を実現させた形が「かれー屋 旅路」です。
カレーに限らず、飲食で万人に気に入ってもらえるものを提供するのは難しいでしょう。でも、自分が作るカレーを美味しいと喜んでくれる方がいれば、それだけで「かれー屋 旅路」は成功なのです。
アクセスの悪い場所ではありますが、ぜひ一度、バターチキンに魅せられバターチキンを追い求めた男が作るバターチキンを食べにお越しいただければと思います。
ちなみに、きっかけとなったカレーを食べたのはインド…ではなく広島でした。
それも、カレーを食べるために行ったわけではなく、到着した時間が遅めで閉店している店が多く、たまたま近くで開いていたカレー屋に入っただけ。
それが自分で店をオープンするまでに至るのですから、人生、何が起こるかわからないものですね。
店名「かれー屋 旅路」について
僕はまだ見知らぬ新しい場所を訪れること(一人旅)が好きなんですが、まだまだ行ったことのない場所も多く残っています。
旅路には「道のり」や「旅の途中」といった意味合いがあり、まだ訪れたことがない場所へ向かう途中であったり、僕自身の人生もまた未知の冒険や新たな発見の途中であるという意味も込め名付けました。
カレー屋を始めるそもそものきっかけも一人旅でのことでしたからね。
店内には僕がこれまで訪れた先で撮影した風景を飾っていますので、旅の疑似体験も楽しんでいただければと思います。
ちなみに、「かれー」をひらがな表記にした意味は…とくにありません。